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2023年春夏 有松鳴海絞りゆかたリリース

Y. & SONSPosted on 2023.07.21

《 有松鳴海絞り ゆかた 》

古くは東海道の宿場町・茶屋街として栄えていた名古屋市の有松・鳴海地区。東海道を往来する旅人の間で、町の特産品として発展したのが、「有松鳴海絞り」と呼ばれる染色技法です。

この技法の魅力は、一つとして同じものがないこと。「絞り染め」という染色方法を用いており、「布をくくる・縫う・たたむ」という大きく3つの工程によって、布への染料の染み込みが一枚一枚異なり、独特な柄が浮かび上がります。

慶長13年、竹田庄九郎をはじめとする8名がこの地に移り住みました。

耕地が少なく、農業の発展が見込めない土地柄に苦しんでいた彼らでしたが、名古屋城築城のため集まった九州豊後(大分)の者たちが、見たことのない珍しい柄の手拭を持っていることに気が付きます。

その柄をヒントに生まれたのが有松鳴海絞りであり、やがて地域を象徴する特産品として栄えていきました。

多彩な模様を表現するために、現在でも約70種類ほどの技術が伝承されています。

今回Y. & SONSでは、2つの技法を用いたゆかたをつくりました。手仕事ならではの絞り染めの魅力にぜひ触れてみてください。


《 雁木杢目絞り 》

Y. & SONSでは定番の七三柄になるように、生地の約三分の一だけを雁木杢目絞りという技法で絞り染めをしていただきました。

雁木とは雁が列を作って空を飛んでいく様子をとらえており、杢目絞りとは平縫いと平縫いの間にできる模様が木の断面の杢目のようにみえることからそう言われています。

夏らしい絞り染めを施した生地は、絞る力の強弱によって染まり具合にも微妙な違いが生まれ、白生地の部分と染色部分のコントラストが見た目にも涼し気な印象になるのが特徴です。また、絞りの凹凸が肌離れの良さを生み、軽い着心地が魅力です。

ゆかた:有松鳴海 / 雁木杢目絞り / 七三 / NAVY (With tailoring) ¥126,500(税込)

帯:ミンサー角帯 ¥44,000(税込)


《 箱むらくも絞り 》

箱むらくも絞りとは、箱の中に生地を手で寄せ集め、押し縮めながら詰め込み、格子状に糸をかけた後、染めていきます。布地の引き出し方や染液への浸し方の加減によって、絞りのバランスを想像しながら調整するのが特に難しい技法です。

生地全体が空に群がる雲を思わせる複雑な濃淡の色むらが特徴で、染め上がりは一枚一枚異なり、偶然の要素が多く同じものは二度と出来ない面白さがあります。

ゆかた:有松鳴海 / 箱むらくも絞り / NAVY × WHITE (With tailoring) ¥132,000(税込)

 

 

ゆかた:有松鳴海 / 箱むらくも絞り / NAVY × BLACK (With tailoring)¥132,000(税込)

帯:片貝綿角帯 / 一本線 / NAVY ¥33,000(税込)

インナー:Henry Neck Tee / Y. & SONS×Graphpaper / American Sea Island Cotton / WHITE ¥16,500(税込)

履物:JUTTA NEUMANN / Alice / Natural Vegetable / LIGHT ¥71,500(税込)

バッグ / CHACOLI / BL 17 Flat shoulder S ¥7,700(税込)


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